中秋の名月です
皆様おはようございます。
本日は中秋の名月ですね。
月を眺めてお団子を食べる。
今の日本ではそんなイメージが浸透している中秋の名月ですが、もとは中国の風習ですね。
日本へは平安時代に伝わったとされています。
中秋とは旧暦の8月15日を指します。
8月15日はちょうど秋の真ん中となります。
またその頃は1年を通して最も月が美しい時期であるとされたころから、平安の貴族たちは中秋の名月に月を眺めて和歌を詠み「観月の宴」を開いて楽しんだようです。
月は季節にかかわらずいつでも見られるのになぜ昔から秋の月は美しいといわれるのか、それは秋の空気と月の適度な高さが関係しているのだそうです。
秋の空気は水分量が春や夏に比べて少なく乾燥しているからなのだそうです。
そのため澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出す、また月は冬に近づくほど空の高い位置を通り、夏は低い位置を通る。
春は地上の埃などで月本来の明るさが霞んでしまう。
春や夏の月は何となく霞んで見えることが多いですよね。
月が最も美しく見える秋の中頃、中秋の今が月見にふさわしいのですね。
風が心地よく、虫の声も聞こえ始めました。
日々忙しく過ごす私たちは月を見上げる余裕がないのかもしれませんね。
祝日でもない中秋の名月の日は普段と変わりなく1日を過ごしてしまいがちですね。
今日の中秋の名月は金曜日、休み前のひと時にゆっくりとお月見の準備をして季節の移ろいを感じてみるのも良いですね。
お月見のお供え物としては「月見団子」ですね。
秋の作物の収穫期、豊作への祈りや感謝はもちろん物事の結実や幸福の象徴ともされ、供えた後の団子を食べることで健康と幸福を得られると考えられています。
「芋名月」とも呼ばれていますね。
サトイモやサツマイモの収穫の時期でもありますね。
豊作を祝う祭りのような意味もあるのですね。
団子と並んでお供え物の定番ススキがありますね。
穂が実る前でもあり、稲穂の代わりに備えたことが風習の起源のようです。
現代では、生活様式と会わない部分があることなどからどことなく縁遠い風習となってしまったように感じてなりません。
子供の頃は毎年団子とススキをお供えして祝ったことを思い出します。
お菓子なども用意しておいて子供たちがどの家も訪問してお菓子をたくさんもらったものです。
1年に1度の中秋の名月には少し手間をかけて、昔ながらの月見を体験してみるのも良い機会ですよね。
秋の心地よい夜風にあたりながら眺める中秋の名月にさてどんな思いを馳せましょうか。
今夜はとても美しい月が観れそうです。
楽しみです。
また書きます。