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啓蟄です

みなさまおはようございます。

寒い朝です。

今日は事務所で私一人です。

本日は気温もさほど上がらないようです。

暦の上では「啓蟄」ですね。

1年を24の季節に分けた二十四節気は、四季よりももっと細かく季節の小さな変化を表しています。

「啓蟄」は春分の一つ手前の節気で、暦の上では春到来の直前といえますね。

連日の厳しい冷え込みもようやく和らいで、一雨ごとに暖かくなってくるのが「啓蟄」の頃ですね。

「啓」は”開く・解放する”、「蟄」は”虫が冬の間、土にこもる”といった意味があるのだそうです。

「啓蟄」は春の到来を感じて虫さんたちが土から穴倉から出てくるのです。

冬の間は藁でできた菰を巻き付けて害虫から松の木を守り、暖かくなって菰を外す「菰はずし」は、「啓蟄」に合わせて行う地域が多い季節の風物詩になっていますね。

3月に旬を迎える野菜はタラの芽・よもぎ・フキノトウ・菜の花・ニラ・あさつき・新玉ねぎ・春キャベツ・野蒜など、苦みや香りに特徴のある山菜・野菜が採れますね。

この季節自宅の膳にも春キャベツの後は野蒜が登場します。

野蒜もそろそろです、まだまだ根の球は小さいでしょうが今度の休みの時にでも採ってきましょうかね。

包丁でたたいてお味噌を混ぜた「野蒜味噌」を作ります。

とても楽しみです。

苦味や香りのある野菜は、薬膳的にはイライラや不安を和らげてリラックスさせてくれると考えられているのだそうです。

心の平安のためにも積極的に食べることにしましょう。

二十四節気をさらに細かく分けた暦が七十二候、およそ5日ごとに移り変わってくるのです。

「啓蟄」は七十二候では①「蟄虫啓戸・すごもりむしとをひらく」②「桃始笑・ももはじめてさく」③「菜虫化蝶・なむしちょうとなる」と、ある文献に書いてありました。

とても興味を引く漢字、言葉になっています。

②桃のつぼみがほころんで、咲き始める季節、花が咲くことを「笑う」と表現しているところが素敵ですね。

菜の花やタンポポなど、道端でも春らしい野花を見かけるようになってきます。

③まもなく春分となるこの季節は、菜っ葉につく青虫が蝶となって畑や公園を飛び交います。

この時期の蝶はモンシロチョウが代表的なのだそうです。

そういえば我が家にも一番早くモンシロチョウが飛んできます。

虫たちが起きて花が咲き、蝶が舞い始めたらいよいよ本格的な春がやってきますね。

このとても良い季節を謳歌することにします。

また書きます。

 

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